花粉症対策 副作用が少なく症状をしっかり抑える薬の選び方

厄介な季節がやってくる

 花粉の飛散量のピークが間近に迫る中で、花粉症患者の「コロナに感染する・感染させる」リスクを下げるためにやるべきことは、自分に合った薬選び。大久保医師が次のポイントを挙げる。

■症状のタイプを知る

 自分の花粉症の症状のタイプはどれか? 大きく分けて「くしゃみ・鼻水・目のかゆみがある典型的な花粉症タイプ」「どんな薬を使っても症状が治らない重症タイプ」「鼻詰まりがきつく、頭痛もある副鼻腔炎併発タイプ」がある。

「典型タイプでは、くしゃみや鼻水がひどければ抗ヒスタミン薬などの飲み薬。鼻詰まりがつらいなら抗ロイコトリエンのほか、抗ヒスタミン薬にも鼻詰まりに効果がある種類が出ています。飲み薬でも治らない鼻の症状があれば鼻噴霧用ステロイド。目の症状が強ければ点眼薬も必要です」

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