疲れ・むくみ・こむら返りに潜む「足の病気」 コロナ禍だからこそ注意

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「この病気は男性より女性に多いといわれます。女性は男性より筋肉量が少なく、第2の心臓といわれるふくらはぎのポンプ作用が弱いからです。妊娠や出産した人はホルモンの変化から、さらに発症しやすいとみられています。また、学校の先生ら長時間の立ち仕事をしている人や会社の経理ら座り仕事をして血流不全に陥っている人に多く見られます。また、高齢で血管が脆弱化した人、下肢静脈瘤の身内がいる遺伝的要素がある人、肥満や脂質異常症の人らも注意したい病気です。すぐに命に関わるわけではありませんが、放っておくと湿疹や皮膚の硬化、色素沈着などを起こし、最悪は潰瘍で足に穴が開くこともあります」

 悪化した時や完治のためには手術をすることになり、原因となる血管をレーザー治療や医療用接着剤で閉塞させる、こぶ状の静脈瘤に硬化剤を入れて固めて消失させる、などの方法がある。

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