科学が証明!ストレス解消法

自分をうまく動かすコツを知って怒りや不安に上手に対応しよう

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 1月下旬に、「科学的に自分を思い通りに動かす セルフコントロール大全」という本を、東京メディカルクリニック平和台駅前院の木島豪院長と上梓しました。この共著は、脳のクセを利用した誰でもできるセルフコントロールで、毎日の「やりたいこと(やるべきこと)」をスッと終わらせられることを目的に書いています。

 自己管理がうまくいかないのは、あなたの意志が特別弱いわけでも、ガマンが足りないわけでもありません。「自分をうまく動かすちょっとしたコツ=セルフコントロール法」を知らないだけです。「どうして今日はだらけてしまったんだ」と自分を責めたりすることがあると思います。こんなときは、自分を責めるのではなく、物事を「自分ごと」として考えることが大切です。

 自分ごととして捉えられると、意識的に物事に取り組め、自分なりに考えることで思考が深まり、人間性を育む効果もあります。責めるだけでは“点”で終わってしまいますが、自分ごとにすることで“線”になり、気持ちが切り替わりやすくなるのです。

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堀田秀吾

堀田秀吾

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

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