Dr.中川 がんサバイバーの知恵

NPO製作動画が話題「がんとセックス」妻への配慮とEDの解決策

写真はイメージ(C)PIXTA

 治療の副作用としての男性のED対策は、勃起神経が温存されていればバイアグラやレビトラ、シアリスのPDE5阻害薬が基本です。6~7割に効果があるとされています。放射線治療は確実に神経が残るので特に有効です。

 神経の損傷が大きいと、薬でも勃起の回復が難しい。その場合は、陰茎海綿体注射という方法もあります。勃起にかかわる薬剤をペニスに直接注入する治療法で、どこでも受けられるものではありませんが、泌尿器科に相談するとよいでしょう。

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中川恵一

中川恵一

1960年生まれ。東大大学病院 医学系研究科総合放射線腫瘍学講座特任教授。すべてのがんの診断と治療に精通するエキスパート。がん対策推進協議会委員も務めるほか、子供向けのがん教育にも力を入れる。「がんのひみつ」「切らずに治すがん治療」など著書多数。

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