最近、注目されているのは抗VEGF薬を眼球内に注射する治療法。網膜に新生血管ができて血管から血液や血漿成分が漏れて網膜中央の黄斑部にむくみができるのを防ぎ、病状の進行を抑制する。
「こうした状況はすべてVEGF(血管内皮増殖因子)と呼ばれるタンパク質の働きによるものとされ、それを阻害することで深刻な視力障害の発生を抑えようとする最新治療です。費用がかかりますが、米国ではこの治療法の登場でレーザー治療や硝子体手術が半減したといわれています」
糖尿病網膜症は早期に発見できれば良い治療法がある。まずは検査を受けることだ。
60歳からの健康術