“真夏バテ”を防ぐポイントは「冷房」「糖質」「水分」にあり

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「これではビタミンやミネラル、タンパク質が不足してしまいます。すると糖質がエネルギーへとうまく代謝されず、疲労感、倦怠感が生じます」

 糖質をエネルギー源に変えるならビタミンB1が不可欠。疲労対策には、筋肉の原料のタンパク質も摂取しなくてはならない。

「そうめんに豚キムチをプラスするのはどうでしょう? 豚肉には脂質、タンパク質が豊富で、ビタミンB1もたくさん含まれています。キムチにはニンニクが入っており、これにはビタミンB1の吸収を良くするアリシンが含まれています。アリシンはニラや玉ネギにも多いので、炒めるときに加えてもいいですね。また、キムチは発酵食品で、この発酵によってビタミンB群が大量に増えて栄養価が増しています」

 要は、糖質の料理1品で済まさない。ワンプレートであれ小鉢を並べるのであれ、色とりどりの食材がそろったカラフルな食卓にすれば、自然とさまざまな栄養素を摂取できる。

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