パートナーもそう。悪い話はパートナーにしたくないという方もいますが、できるだけ情報を共有するのがいいと思います。親も基本的に同じです。
ただし、離れて暮らしていたり、認知症だったりすると、事情が異なるため、疎遠さに応じて情報共有の程度を緩めるとよいでしょう。
あるすい臓がんの50代男性は、自分の死を恐れるのではなく、家族や友人が嘆くことを恐れ、亡くなる前日まで妻や小学生の子供はもちろん、来客とも会話をされていました。私からご家族に説明したことはなく、すべて本人が、私の話した内容をかみ砕いて家族や友人に説明していたのです。ぼくもがんで死にたいと思った、印象深い方です。
Dr.中川 がんサバイバーの知恵