科学が証明!ストレス解消法

動けないのは「決定回避の法則」と「現状維持の法則」のせい

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 周りから、あーだこーだと言われると、「ああ! うるさい!」と、まともな判断を選択しづらくなってしまうのも、オーバーヒートを起こしているから。

 また、やることが多すぎると、“やる気”が起こりづらくなるのも似ているでしょう。やるべきことが多すぎて「決定回避の法則」と「現状維持の法則」に陥っているのです。

 そうならないためには選択肢を減らす作業が必要になります。

 仕事や家事の中でも、比較的自分が好きなもの(得意とするもの)と嫌いなもの(苦手なもの)があるはずです。やることが山積みで何も手につかない人は、まずは「やるタスク」をすべて書き出して、その中から特に重要なものを「〇」、急いでやらなくてもいいけどやっておいたほうがいいものを「△」、後回しにしていいものを「?」という具合に、ランク付けしてみるといいでしょう。たったこれだけで気持ちも軽くなりますから「やってみよう」と思えるようになるはずです。

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堀田秀吾

堀田秀吾

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

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