科学が証明!ストレス解消法

オープンで外交的な人同士の会話はより良いアイデアを生み出す

雑談は「知識の資源」でもある(C)日刊ゲンダイ

 イノベーティブな発想というのは、思いも寄らない要素の組み合わせで生まれるもの。ですから、雑談はある意味「知識の資源」でもありますし、雑談などを通して、ざっくばらんにいろいろな話をする中で、そういった資源同士が新たな結びつきを生み出すわけです。

 生きていくうえで、雑談は必要ないかもしれません。しかし、人間らしく生きていくためには雑談のような無駄が必要です。完璧を求めないということは、いかにして無駄を楽しむかとも言えるわけです。完璧を突き詰めていくと、余計な心配が生まれ(先述したように、その心配は取り越し苦労で終わる可能性が高い)、余白……言い換えれば余裕を生み出すスペースを奪ってしまいかねません。

 完璧を求めすぎないように!

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堀田秀吾

堀田秀吾

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

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