認知症を予防する補聴器のすべて

「聞こえが悪い親に補聴器をプレゼント」がおすすめできない理由

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 調整が落ち着き、1カ月後に点検のために訪問すると、当初は2時間も連続装用できなかったのに、今では毎日9時間も装着され、テレビの音のボリュームも自然と小さくなったといいます。息子さんからはお母さまの様子がLINEで当社に届けられるので、それを、次回の調整に生かすようにしています。

 このようにご家族の協力があれば、調整もスムーズに行え、本人の補聴器をつけるモチベーションも維持しやすくなります。どうか補聴器をプレゼントする際は、家族のサポートという愛も一緒に添えていただければと思います。

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田中智子

田中智子

シーメンスの補聴器部門でマーケティングの勤務を経て、2020年補聴器販売会社「うぐいすヘルスケア株式会社」設立。認定補聴器技能者資格保持。

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