老眼が気になる中高年こそ知っておきたい「最新メガネ事情」

写真はイメージ

 しかし、いままで視力が良かった人ほどメガネを一種のハンディと感じて否定的な考えを持っていることが多い。残念なことだ。

「老眼の症状はこれまでメガネと無縁だった、視力の良い人ほど早く自覚すると言われています。しかし、メガネをすることに抵抗感があり、眼鏡店に行かずにまずは既製の老眼鏡やルーペを使い始める方も多い。しかし、使ってみると、掛け外しの不便さや長時間の作業で疲れるなど、煩わしさを経験することになります」

 そうならないために最初におすすめしたいのは「近用ワイド」あるいは「近近タイプ」と呼ばれるレンズ。手元から少し先までピントが合い、掛けたまま歩けるので便利だという。

■老眼は60代後半まで進行する

 一方、もともと近視だった人が老眼になると度数を落としたメガネを使い始める場合もある。たしかにパソコンやスマホが見やすくなるのだが、その犠牲として遠くがハッキリ見えなくなる。

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