目に優しい良いメガネ作りには「ホンネ相談」「正しい視力測定」が重要

視力測定(パリミキ)/(C)日刊ゲンダイ

 たしかに、スポーツ選手なら視界が広く、ボールなどがクリアに見えるメガネが必要だし、外に出ることが少ない高齢者なら視力を1.5に合わせる必要もない。むしろ、遠くより手元がはっきり見える方が良いメガネということになる。

「昔は視力1.0まで見えるメガネが良いメガネとされましたが、いまはまったく違います。個々のライフスタイルに合わせたメガネこそが良いメガネなのです」

 では、良いメガネを作るにはどうしたらいいのか? メガネ作りにはさまざまな過程があるが、最も大事なのは自身の目にふさわしいレンズを選ぶことだ。そのためには、現在はどう見えていて、新たなメガネでどう見えたいのか、を知る「目の相談」が大切であり、現在の目の状態はどうなのかを知るための「視力測定」が重要になる。

「お客さまの多くはどう見たいのかを口にされないため、新しいメガネに不満があっても『まあ、こんなものか』とあきらめてしまう。それが『どこでメガネを作っても同じ』『同じなら安い方がいい』という誤解を生んでしまうのです。メガネは進化しており、その機能を十分発揮できればストレスの少ない、良いメガネができます。まずは、メガネを作る前の相談を大事にしていただきたい」

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