メガネを作ったばかりの頃は合っていたものの、老眼が進行してピントの合わないメガネになっていた。見え過ぎて疲れる状態で、手元がハッキリしていないのでは、という。たしかに、このところ細かい数字の読み間違えなどが増えていた。測定は「オートレフラクトメーター」と呼ばれる屈折度測定器で測定する。
次にまっすぐに前方を見たときの、片方の瞳孔の中心からもう一方の瞳孔の中心までの距離を測る「瞳孔間距離」の測定を行った。メガネを作ったときに瞳孔の中心にレンズの中心がくるのに必要な測定だ。
目の向きのことを眼位と呼び、いずれかの目の視線が合わないことを眼位ずれと呼ぶ。それを調べる「眼位測定」などを行った。さらに、目からパソコンを見たときの距離を測ったり、視標を使って見え方を比較したり確認しながら、補正度数を求めていく。
最後に測定結果と生活スタイルに合ったおすすめレンズを提案してもらい、見え方を試した。手元の細かい数字がくっきりし、初めてのメガネとは思えないほど違和感なく自然な見え方だった。