専門部会では22年9月4日までに報告された12歳以上の1844件の死亡とワクチン接種との関連について、α=ワクチンと死亡との因果関係が否定できないもの、β=ワクチンと死亡との因果関係が認められないもの、γ=情報不足等によりワクチンと死亡との因果関係が評価できないもの──と評価している。その結果は以下の通り。
▼ファイザー社製 α=0件、β=10件、γ=1658件
▼モデルナ社製 α=0件、β=1件、γ=184件
▼アストラゼネカ社製α=0件、β=0件、γ=1件
▼武田社製ノババックス α=0件、β=0件、γ=1件
また、ファイザー社(5~11歳用)で副反応疑いとして死亡報告された事例は、9月4日までに1件、同5~29日に新たに1件あった。これは3回目接種後の死亡として報告された事例で、症状の概要に記載された死因等は、多臓器機能不全、敗血症、急性脳症だった。ウイルス性の急性脳症であった可能性も否定できない等により専門家によるワクチンと死亡との因果関係評価はγだった。