タンパク質摂取のポイントは「アミノ酸スコア」と「朝」にあり

効率よく摂取すべき(C)日刊ゲンダイ

「若者と高齢者では合成速度が異なります。若者では1食0.24グラム(体重1キロにつき)のタンパク質の摂取で筋量が増えますが、高齢者では1食0.4グラム(同)のタンパク質を摂取しなくてはなりません」

■年を取るほど必要になる

 一般的に年を取ると、若い時と同じようには食べられなくなる。タンパク質を多く取るには、効率のよい摂取法を知っておくべきだ。

 まずチェックしたいのは、アミノ酸スコア。約20種類あるアミノ酸(タンパク質の原料)のうち、体内で作り出せない9種類の「必須アミノ酸」が必要量に応じてどれくらいの割合で食品に含まれているかを示したものになる。

「9種類の必須アミノ酸がそれぞれバランスよく含まれている食品ほど効率よくタンパク質を摂取できます。ある必須アミノ酸は突出して多いが、別の必須アミノ酸は少ない食品では、タンパク質の合成が悪くなります」

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