健康長寿のカギは腎臓にあり

「eGFR」は腎臓の通信簿、「尿たんぱく」は腎臓からのSOS

写真はイメージ

 一方、尿検査でも腎臓の障害を調べることが可能で、最も重要なのが尿たんぱくです。健康診断などで行われている尿たんぱくの検査は、マイナス、1+、のような形で結果が出ます。マイナスなら異常なし。尿たんぱくが1+、2+、3+の場合は何らかの異常がある可能性があります。血液検査で尿たんぱくにエラーが出た場合は、さらに詳しく、たんぱくが何グラム出ているかを調べる検査をする必要があります。

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森維久郎

森維久郎

三重大学医学部卒業。日本腎臓学会専門医。2020年5月、腎臓内科、糖尿病内科、生活習慣病の診療に特化したクリニックを開院。腎臓について伝える情報サイト「腎臓内科ドットコム(https://jinzonaika.com/)」を監修。

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