そのパクスロビッドがコロナ後遺症にも効果ありと発表したのは、連邦政府機関である復員軍人援護局です。調査対象となったのは5万6000人のコロナ患者で、感染時に投与された人は、後遺症のリスクが26%減少したとしています。
これに対し専門家は「体内のウイルスを減らすという薬の特性を考えれば、後遺症にも効果があるというのは納得できる」とコメント。
しかし、今回の研究対象のほとんどが白人男性だったこと。これまで処方されているのは、比較的高齢のハイリスクの患者なのに比べ、後遺症は若者に多いことなどから、後遺症の治療薬としての認可が降りるまでには、さらなる調査研究が必要とされています。
とはいえ、後遺症も視野に入れてパクスロビッドを処方する医師は、今後確実に増えそうです。
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