「冬の脱水」を甘く見てはいけない マスク着用に乾燥が重なって…

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「通常の場合、体内の水分が減ると喉の渇きを感じます。水分補給を促すサインです。しかし、日常的に長時間にわたってマスクを着用していると、このサインが出にくくなるうえ、いちいちマスクを外すのが面倒なこともあって、水分補給の回数が減ってしまいます。そのため、気付かないうちに脱水状態になっているケースがあるのです」

 しかも、冬はさらに脱水のリスクが高くなる。

 ただでさえ空気が乾燥しているうえに、暖房器具を長時間つけっ放しにしていることも多いため、体内の水分が蒸発しやすくなるからだ。

■腎臓が大きなダメージを受ける

 たかが脱水と侮ってはいけない。脱水が起こると、喉の渇きのほかに、頭痛、ふらつき、動悸、倦怠感といった症状が現れる。そのまま放置していると、命の危険がある深刻な事態につながりかねない。

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