科学が証明!ストレス解消法

健康のための万能薬「マイオカイン」はスクワットで増やす

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 聞き慣れない方も多いと思いますが、マイオカインはアメリカ国立老化研究所やルイジアナ州立大学など多くの機関が研究を行っていて、うつや不安の抑制、糖尿病、認知症、脳卒中、動脈硬化、心疾患、エイジングなど、さまざまな生理機能に影響を与える可能性のある物質として、国内外で大注目を集めている物質です。

 では、どのようにしてマイオカインは人間の体で作られるのか? 下半身、特に太ももやふくらはぎの運動が大切だといわれています。マイオカインは新しい筋肉を作るときのみに分泌されるといわれており、出来上がってしまっている筋肉を鍛えても、その効果は期待できないそうです。地球上の金の埋蔵量は決まっている、そんなイメージを抱いていただくとわかりやすいかもしれませんね。

 とは言っても、普通の人はなかなか下半身や太ももの筋肉を重点的に鍛える機会は少ないと思います。そのため、簡単なところではスクワットをするだけでも有効とのことです。

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堀田秀吾

堀田秀吾

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

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