お腹が痛い…胃だけではなく「胆道がん」もチェック 受診が遅れる、見つかった時は末期がん

早期診断、早期手術が大事

 胆道がんの確定診断では胆汁の細胞診や病変部の組織生検が用いられる。しかし胆汁細胞診の診断率は40~60%。何度か行ってもがんを証明できないケースがある。胆道がんの治療経験などが少ない医師が、結果が出ないからと細胞診を繰り返していれば、手術ができるタイミングを逃してしまうかもしれない。

 調査では「胆道がんと確定診断されるまで複数の医療機関を受診した」という人が58%いたが、どこを受診すればいいか悩んだ時は、日本肝胆膵外科学会のホームページを利用する手がある。胆道がんは専門医が少ない。HPでは、専門医・指導医や、高度技能施設を探すことができる。

4 / 4 ページ

関連記事