科学が証明!ストレス解消法

「やるぞ!」より「やれるかな?」の方が良い結果を残せる

いったん脳内再生し、自問自答してみると…

 もし、あなたが仕事の資料を作成しなければいけないときは、「絶対に良いものを作るぞ!」と前のめりで考えるよりも、「期日までに果たして良い資料を完成できるだろうか」と考えた方が、脳のエンジンは働きやすくなる。実際問題として、後者の方があらゆるケースを想定するため、よりしっかりとした資料を完成できそうだと思いませんか?

 理性を働かせるためには言語の力が必須です。衝動的に、無計画に進めるよりも、いま自分がやろうとしていること、発言しようとしていることを、いったん脳内再生し、自問自答してみると頭の交通整理がしやすくなります。何事も力んでしまってはうまくいきません。自分自身を良い意味で疑ってみること。それも効果的なセルフコントロール術なのです。


◆本コラム待望の書籍化!
『不安』があなたを強くする 逆説のストレス対処法
堀田秀吾著(日刊現代・講談社 900円)

3 / 3 ページ

堀田秀吾

堀田秀吾

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

関連記事