時間栄養学と旬の食材

【プチベール】肌を守り、肥満や血糖値を抑制 夜向きの食材

芽キャベツとケールの交配で誕生したプチベール

 さらにはカルシウムがなんと牛乳の約4倍も含まれ、体内で吸収されやすい形でもあるのです。カルシウムはビタミンCと一緒に取ることでより骨の形成を助けてくれるのですが、なんとプチベールにはビタミンCも含まれているため、まさに一石二鳥の食材ですね。

 こちらもマウスを用いた実験ですが、アルツハイマー病の方が失った神経細胞を修復してくれる神経成長因子の産生を促進する働きがあることが証明されたことからも、認知症改善にも効果がある可能性があります。

 ポリフェノールも豊富で、抗酸化成分やポリフェノールは生や調理したプチベールからだけではなく、乾燥粉末プチベールを利用した加工食品からも摂取できることが分かっています。調理法では茹でるよりも電子レンジ調理で残存率が高いそうですよ!

2 / 2 ページ

古谷彰子

古谷彰子

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

関連記事