役に立つオモシロ医学論文

コロナワクチンと超過死亡との関係は? 米研究チームが専門誌で報告

ワクチン接種に伴う死亡リスクは認められなかつた(C)ロイター

 解析の結果、新型コロナウイルスワクチンによる死亡確率は、デルタ変異株が流行した2021年7~9月で17.3%、オミクロン変異株が流行した2022年1~6月で36.2%と、100%を大きく下回り、ワクチン接種に伴う死亡リスクの増加を認めることはありませんでした。

 論文著者らは「死亡に対するワクチン接種の実質的な予防効果が認められた」と結論しています。

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青島周一

青島周一

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

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