「ピーナツには飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸がバランスよく含まれていて、悪玉コレステロールを下げ、血管を丈夫にする作用があるという。そこで私もピーナツで血圧が下がるか試してみました」
味付きピーナツは塩分量が多い。味が付いていない素焼きのピーナツを、渋皮と一緒に食べるようにした。すると血圧低下。そこで渋皮付きピーナツを毎朝20粒、患者に食べ続けてもらったところ、3~4週間後に血圧が8(㎜/Hg)下がり、それが維持された。
「血圧1㎜/Hgは塩分1グラムに相当するので、8グラムの減塩と同じことになります」
渡辺医師の知人が渋皮を外してピーナツを食べたときは、血圧がそれほど下がらなかった。
「渋皮は必須です」
赤ワインに含まれるポリフェノールは、動脈硬化を防ぐといわれている。では、同じ原料のぶどうジュースは?