影響はここにとどまりません。
3大ネットワークABCニュースによれば、戦争体験を実際にしてなくても、目撃しただけでもPTSD(心的外傷後ストレス障害)のような症状が出ることがあるといいます。
特にSNSが普及した今、かつてなかったほどの情報や映像・画像が猛スピードで広まっています。これを繰り返し見続けることも、PTSDの原因になりうるというのです。
このスピードは人々の反応にも影響しています。イスラエルとハマスの紛争を受けて、ニューヨークの大学ではいち早く、イスラエルの報復に対する抗議デモが起こりました。
またこれを書いている時点でも、ハマスがニューヨークのパレスチナ人に対し、13日(金)に抗議行動を起こすよう呼びかけています。親イスラエル派との万が一の衝突を懸念して、多くの学校は休校になり、リモート勤務を許可する会社もあります。こうした状況への市民の不安も、メンタルへの悪影響と言わざるをえません。
ニューヨークからお届けします。