寒かったり暖かったり…疲れが取れない「寒暖差疲労」に要注意

【寒暖差疲労チェックシート】

「スマホやパソコンの長時間使用は避ける。私は1時間くらいパソコンで仕事をしたら、伸びをしたりストレッチをしたり、椅子から立ち上がって少し歩いたりします」

 冬の寒暖差疲労対策では、体を冷やすものを取り過ぎないようにする。

「生野菜をサラダで食べるよりは、火を通した調理法が望ましい。アイスよりホットにし、体を冷やすアルコールやカフェインは控えめにする」

 寒暖差疲労であっても、通常の疲労と同様、その解消に睡眠の質が大きく関係していることは変わらない。

「私はベッドから手の届く範囲にはスマホを置かないようにしています。スマホのブルーライトは睡眠の質を低下させる。『時計代わりにしているから』と言う患者さんがよくいるんですが、スマホではなく目覚まし時計に。それだけでも随分と睡眠の質が変わります」

 入浴をして体をゆっくり温める。ただし、寝る90分前には入浴を済ませよう。入浴で高まった交感神経が、副交感神経に切り替わるまでそれくらい時間がかかる。自然と眠りのスイッチが入る。

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