時間栄養学と旬の食材

【チョコレート】1日40グラム摂取でストレス関連ホルモンが減少

チョコレートに含まれるカカオポリフェノールには抗酸化作用がある

 また、カカオには大腸の働きを促進し、お通じを良くするリグニンと呼ばれる食物繊維が含まれています。ミルクチョコレート25g(板チョコ1/2枚程度)で約0.98gの食物繊維を摂取できるのも驚きです。

 嗜好品として位置付けされるチョコレートの摂取目安量は一般的には定められていません。しかし、厚生省・農水省から出される「食事バランスガイド」によると、1日の菓子・嗜好品の目安は200kcal以下とされています。チョコレートの種類によっても変わってきますが、一般的な個包装チョコレートなら1日3~5枚、板チョコレートなら1/2枚程度が目安でしょう。

 夜遅くに糖質を多く含む食品を食べると夜型化を引き起こすことがわかっています。食べるのであれば、午前中~夕方頃までの間にとどめておくのがおすすめ! 必要量以上に食べすぎないよう、必ず表示を見て、摂取する時間と合わせて選んでみては。

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古谷彰子

古谷彰子

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

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