病気と共に生きていく

今の自分が私自身だ!常に堂々と自分らしく生きていきたい

松本さんの作品。別の作品では「アッヴィアートプロジェクト」の審査員賞受賞(提供写真)

 娘も今年10歳。両親の手を借りながらも、夫と子供3人で暮らしています。病気によってできないことはあるものの、それらのできないことを少しでもできるようにするよう、お掃除ロボット、食洗機、全自動洗濯機、乾燥機など機器をいろいろとそろえています。娘の学校行事も、もちろん参加しています。本当は体調が悪い時もあるんですが、それを表に出さないようにして……。ただ、帰宅するとすぐに横になっていますね。夫も娘も、私ができること、できないことが何かを理解してくれています。

 実は、起業のための準備をしているんです。私は今、車椅子ユーザーですが、そうなってから、健常だった頃には難なく経験できたことが、難しくなってしまいました。若い世代の車椅子ユーザーを考えた時、面白そう、やってみたいといった好奇心も、かなえられないことが多々あると思う。例えばそのひとつが、私自身も経験のある飲食店アルバイト。設備、衛生面、物理的問題から、車椅子のウエーターを雇うのは難しい。

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