ひどい腰痛も8割治る

仕事柄、常に腰へ負荷が…若い頃から繰り返すぎっくり腰、なんとかならないのか?

画像検査では「異常なし」となることが少なくない

 話を伺うと、この男性は28歳の時に初めてぎっくり腰を起こして以来、コルセットを装着し落ち着いたら外すを繰り返し、なんとかやり過ごしてきたのですが、これまでに4~5回は非常に重いぎっくり腰を起こしていたとのこと。そして突然、冒頭にもあるように追突事故に遭い、腰痛を悪化させてしまったのです。

 最初に受診した近所の整形外科では、外科的な治療は行わず、電気治療、牽引、投薬など患者さん自身の治癒力にそった保存的加療が行われたそう。しかし歩行時はもちろん、食事やトイレの時、車や自転車の運転時といった座っている時も痛みが出て、一層状況が悪化してしまいました。

 さっそく診察を行うと、若年時から繰り返してきたぎっくり腰は、椎間板にひび割れがあり、椎間板ヘルニアを繰り返していたことが原因と考えられました。そこに交通事故で腰に大きな負担がかかり、歩行困難にまで悪化。診断結果は、椎間板ヘルニアと椎間板変性症となりました。

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