一生見える目をつくる

レーシックの技術は大きく進歩していて現在はカスタマイズが可能

カスタムレーシックは安全性と見え方の質の高さが研究で証明されている

 当クリニックで導入しているのは、「アイレーシック」というカスタムレーシックの機械。レーシックは眼球にレーザーを当てて視力を矯正する手術です。

 少し専門的な説明になりますが、この機械は眼球にレーザーを当てて跳ね返ってきた光の歪みを、瞳孔内の直径7ミリの範囲に最大1257カ所設定されているポイントで測定、波面(ウエーブフロント)状に表す。この技術は、天体望遠鏡や衛星写真などにも応用されていて、眼鏡やコンタクトレンズの25倍の精密度で近視・遠視・乱視の測定と矯正ができます。

 目の中に入る光の成分には低次収差(近視・遠視・乱視の成分)と高次収差というものがあります。高次収差とは、光が目の表面の角膜から水晶体を通じて網膜に届くまでの間に、それぞれの目の形状によって発生するわずかな歪みのこと。すべての人で異なる、いわば指紋のようなものです。同じ視力の人でも、高次収差の違いによって「見え方」は違うのです。同じ1.0の視力でも眼鏡の1.0とコンタクトの1.0では「見え方」は違いますよね。昔のハイビジョンテレビと今の4Kテレビの違いのようなものです。

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荒井宏幸

荒井宏幸

クイーンズ・アイ・クリニック院長。医学博士・眼科専門医。医療法人社団ライト理事長。みなとみらいアイクリニック主任執刀医。防衛医科大学校非常勤講師。

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