筋トレのやり方にも気をつける。
「同じストレッチでも筋肉の動きや刺激を意識しながら行うのと、漫然と行うのでは、きつさが全く違います。ゆっくり、筋肉を意識しながら、行うことが大事なのです」
たとえば10回やる。まだまだ余裕と感じるなら、筋肉への負荷が不十分だ。やり方を見直し、それでも余裕なら、回数を増やす。“非常にきついレベル”でやらなくてもいいが、“ちょいきつい”レベルを心掛ける。
「筋肉に負荷をかけ、収縮・伸展を繰り返さないと鍛えられません。筋トレは筋肉との対話と考えてほしい」
さて、筋トレ初心者の中高年がまず始めるのにいいと増田さんに挙げてもらったのが、前出のスクワット、腕立て伏せ、プランクだ。
★スクワット
膝が足のつま先より前に出ないように。太ももが床と平行か、それより下までしゃがむ。脚部の筋群の収縮を意識。