まず、【涼しい場所へ避難させる】。屋外なら木陰へ、屋内ならクーラーの効いた部屋へ。この時、意識がなければ、胃の中の物を吐いた時に喉が詰まらないように横向きに寝かせる。
次に、【衣類を脱がせ、体を冷やす】。
■首、脇、太ももの付け根を冷やす
「冷やす場所は、首、脇の下、太ももの付け根など、血管が皮膚表面に近いところです。扇風機、うちわなどで冷やしたり、水で濡らしたタオル、袋に入れた氷を当てたりしてください」
さらに、【水分、塩分を補給する】。水分だけでは汗によって失われた塩分を補給できないので、スポーツドリンクなどを少しずつ飲ませる。ただし、意識がなく救急車を待っているような時は、無理に水分を飲ませない。
「自力で飲めない時は、意識がない時と同様に救急車を呼んでください」