回復には5年 慢性的「シフト勤務」が認知機能の低下を招く

オレの車どこだっけ?/(C)日刊ゲンダイ

「慢性的にシフト勤務を続けると、体内時計が乱れ、一定のリズムを刻むホルモンの分泌が乱れる。そのため、集中力や判断力が落ち、一時的に認知機能が低下、物忘れのような症状が表れるのです。それを防ぐには、体内時計をなるべく安定させることが大切。どうするか? 毎朝10時までに日光を浴びること。そうすると体内時計のズレがリセットされ、ホルモンバランスが適正化されます。夜勤明けで帰宅しても暗いうちに寝床に入らず、朝日を浴びてから寝るといい」(医師の米山公啓氏)

 研究結果によると、シフト勤務から通常勤務になっても、認知機能が回復するまで少なくとも5年はかかるという。何も手を打たないでいると、そのまま認知症に……。仕事を変えようがない人は、バンバン朝日を浴び続けるしかない。

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