背骨のゆがみを正す「タオル枕」で肩こりも腰痛も消えた

タオルと輪ゴムで生活一変/(C)日刊ゲンダイ

 市販の枕ではちょうどいいと思える硬さや大きさのものがなく、バスタオルと輪ゴムで作り、首と腰に毎日当てると、髙木院長ができなかったあおむけ寝ができるように。首を前に突き出し、背中が丸まった悪い姿勢や、右足を振り回すような歩き方もいつの間にか改善。患者に勧めると、さまざまな不調が消えたという報告が続々と寄せられたという。

「椅子やテーブルの西洋式の生活が普通になり、畳や床に座っていた昔よりも生活が楽になりました。背筋をピシッと自分で伸ばさなくてもいいので、体がダラーッと伸び切った姿勢になり、筋力が低下。背中が丸まり、猫背になって、歩き方や利き手などの影響も加わって、アンバランスに体に負荷がかかるようになり、脊椎が徐々に歪んでいく。こういう人が多い」

 さらに加齢で椎間板が劣化すると、脊椎の歪みに拍車が掛かる。結果、不調が生じるようになると、髙木院長は指摘する。

3 / 4 ページ

関連記事