人工透析なし10年 腎不全のバイオリニストが語る「食改善」

料理研究家でもあるリュウ・ウェイさん(左はポイントの雑穀)/(C)日刊ゲンダイ

■腎臓を養うための7つのルール

 その中で出合ったのが雑穀だ。雑穀は、リュウさんが子供の頃から親しんでいたもの。

「古来、受け継がれてきた低カロリーで滋養の多い雑穀食で病気を改善しようと決意しました」

 雑穀を取り入れても、すぐに腎機能の数値が安定したわけではない。一時は腎臓移植を覚悟したこともあった。しかし、雑穀を中心にさまざまな工夫を取り入れることで、腎機能の低下は止まり、むしろ少し良くなった。

 リュウさんがたどり着いた「腎臓を養うための7つのルール」は、次のものだ。

1.雑穀を食べる
「私が普段食べているのは、豆類も加えた“10種雑穀”です。たかきび、ひえ、もちきび、もちあわ、アマランサス、大麦、緑米、黒米、赤米、玄米を配合しています」

2 / 4 ページ

関連記事