ところが、97年になって新規結核患者数が増加し、99年に日本政府は「結核緊急事態宣言」を出す。肺結核は再興の感染症として注目されるようになった。
瀬戸さんは同病院の隔離病棟に入院。イソニアジド、リファンピシン、ピラジナミド、エタンブトールといった、10種類ほどの肺結核治療の医薬品を服用した。
約3週間入院し、結核菌がほとんど消滅。もう感染しない程度まで改善して退院の許可を得た。
しかし、現在も毎月1回、マスクを着用しながら通院治療に当たっている。
患者に聞け