患者に聞け

【糖尿病】治療はやはり専門病院で 病院“渡り鳥”にならない

病院によって対応が違う(C)日刊ゲンダイ

 約2週間の入院。入院費用は自己負担で4万円だった。

 大泉さんは毎日、血糖値を下げる薬や血管拡張剤など約10種類の薬を服用している。

 ほかに「食事療法」として、主食はご飯100グラム(小さな茶碗にあっさり1杯程度)、ゴマ油をかけた玉ネギ1個を4分の1、ホウレンソウは1束の4分の3、たまにサバの缶詰をテーブルに載せるぐらいで、常に腹八分の状態をキープしてきた。

 さらに「運動療法」として1日30分~1時間ほど歩くことにしている。

「とにかく糖尿病を改善したくて、これまで10以上の病院で治療を受けてきました。ところが、それぞれの病院によって対応が違うのです。インスリン注射を打てとか、腎臓機能が低下しているから人工透析を受けてはどうかとか、和食がいいとか洋食はいいとか、カリウム(野菜)の取り過ぎだとか……」

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