ようやく“臨床判断値”できた「ロコモ」 潜在該当者には20代も

定期的な運動がロコモの予防になる(C)日刊ゲンダイ

「ロコモを判断するには、(1)下肢筋力(2)歩幅(3)身体状態・生活状況の3つを見ます。(1)~(3)のうち、ひとつでも引っかかれば、年齢、男女差、既往症と関係なくロコモと判断されます」(NTT東日本関東病院整形外科・大江隆史主任医長)

 (3)は「ロコモ25」という25項目の質問の答えで判断する。少々複雑なので、こちらは後回しにしてもいい。

「引っかかりやすく、すぐにチェックできる(1)と(2)から試したらいいでしょう。どちらかひとつなら(1)を」(大江医長)

 (1)は、「40センチの高さの椅子などから片脚で立てない」。右脚、左脚どちらもチャレンジして、一方でも立てなければ×だ。

 (2)は、できる限り大股で歩いた時の2歩幅(センチ)を身長(センチ)で割った「2ステップ値」が1.3未満だとロコモと判断される。

2 / 4 ページ

関連記事