Q
洞不全症候群という不整脈のため、15年前にペースメーカーを埋め込みました。その後、電池の消耗などで何度か交換し、今年3月には4回目の入れ替えを行いました。その際、担当医から「2本あるリード(導線)のうちの1本が切れかかっている」と指摘され、2個目のペースメーカー埋め込みが検討されています。やはり再手術を受けなければならないのでしょうか。(86歳・女性)
A
ペースメーカーは、脈が遅くなったときに作動して心筋に電気刺激を送り、心臓が正常に収縮するようにサポートする装置です。洞不全症候群など慢性的に脈が遅くなる徐脈の患者さんに対し、内科医によって埋め込み手術が行われます。
電子回路とリチウム電池が収まった本体、電気信号を伝えるリードによって構成され、リードは鎖骨下の静脈から挿入して心房や心室に留置し、本体は鎖骨の下あたりに埋め込みます。
天皇の執刀医「心臓病はここまで治せる」