笹本さんは生活の内情をこう強く訴え、もはや一日中の介護が不可能になったという理由で、ようやく特別養護老人ホーム入居の最優先順位を得ることができた。相部屋で、月額約8万円の支払い。
「妻は〈介護をしているより、パートで働いているほうがはるかに楽〉と言ってますよ」
笹本さんは安堵の表情を浮かべた。
介護の現場
笹本さんは生活の内情をこう強く訴え、もはや一日中の介護が不可能になったという理由で、ようやく特別養護老人ホーム入居の最優先順位を得ることができた。相部屋で、月額約8万円の支払い。
「妻は〈介護をしているより、パートで働いているほうがはるかに楽〉と言ってますよ」
笹本さんは安堵の表情を浮かべた。