まずは、S男さんと息子さん両方に補中益気湯、香蘇散、苓桂朮甘湯といった気を補う目的の漢方薬を勧めました。これらは、食欲がなく、心身が弱っている時に使う漢方薬です。
あれから1カ月。息子さんと一緒にS男さんがいらっしゃいましたが、顔色は非常に良好。不登校など気にせず、楽しい食事を心掛け、日々過ごすことにしたのだとか。
「すると、息子がポツリと言ったんです。“夏休みで朝寝坊していたら、朝起きられなくなって、遅刻は怒られるからと、学校を休むようになったんだ”って」
早寝を心掛ける生活を今、実践中とのこと。
漢方達人をめざせ!