2つの最新対策法に注目 もう「ドライアイ」で悩まない

日常ではまぶたを温めてケアを(C)日刊ゲンダイ

 目が疲れる、ゴロゴロする、重い、しみる、ヒリヒリする、見えづらい、涙や目やにがよく出る、充血する……。さまざまな不快症状があるドライアイは、1000万人超が悩んでいるといわれる。最新治療を「南青山アイクリニック」の戸田郁子院長に聞いた。

 ドライアイの原因は多岐にわたる。パソコンやスマートフォンなどの見過ぎによるまばたきの減少、コンタクトレンズの長時間・長期間使用、ストレス、エアコンによる空気の乾燥などで、これらの原因がいくつも絡み合っている場合がほとんどだ。また、シェーグレン症候群やスティーブンス・ジョンソン症候群といったドライアイを症状のひとつとする病気が関係していることもある。

 最新の考えでは「ドライアイとひとくくりにした治療では効果がイマイチ」。ドライアイは、涙が分泌されにくいタイプと、涙が蒸発しやすいタイプに大別され、タイプに応じた治療が必要だ。

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