独白 愉快な“病人”たち

元大関琴風・尾車部屋親方 尾車浩一さん (56) 頚髄損傷

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 今は週1回リハビリしつつ、巡業部長の仕事も続けています。神経は必ず伸びるから絶対諦めない。私が少しでも回復することが、だれかの元気の源になればと思っています。

▽おぐるま・こういち 1957年、三重県生まれ。71年、14歳で初土俵。78年、関脇に昇進。けがに泣かされながらも得意のがぶり寄りで土俵に戻る姿から、不屈の英雄と称される。現在、相撲協会理事・巡業部長として全国を奔走。新著に「人生8勝7敗 最後に勝てばよい」(潮出版社)。

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