愉快な“病人”たち

倉本昌弘さん(60) 心臓弁膜症

倉本昌弘さん (C)日刊ゲンダイ

 おそらく先生は最初から気付かれたんだと思いますが、そのとき初めて「肺炎の他に心臓にも何か欠陥がある」と告げられたんです。それで、「実は、学生時代に心臓が大きくて不整脈や雑音があったので検査を受けたところ『特に問題はない』と言われたことがあるんです」と答えると、今度は心臓の検査になり、心不全が発覚。車いすからストレッチャーに替わり、あれよあれよという間に絶対安静の重病人になりました。

 その後、心臓弁膜症のひとつ「僧帽弁閉鎖不全症」だと分かりました。心臓の弁が閉じにくくなって血液が逆流してしまう病気です。東京の慈恵会医大病院で、自分の弁を修理する弁形成術という手術を行いました。

 胸骨を切って行う開胸手術で、死亡リスクは8%だったかな? 手術時の輸血で必要な自己血をためるため、手術までに1カ月間余裕があったので、「最後の晩餐」なんてジョークを言いながら、結構な数の友人や親戚と食事をしました。ゴルフに関しては割と神経質ですけど、このときは案外楽観的でしたね。おかげで手術前の検査で尿酸値が上がってしまって(笑い)。

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