一方、かつて体に良いとされていたサラダ油やキャノーラ油、リノール酸などのオメガ6系は、長期保存や加熱、取り過ぎで脳神経細胞にダメージを与えたり、血管障害を引き起こすことが明らかになってきました。
もちろん、どの油も「取ってはいけない」あるいは「大量に取っていい」というわけではなく、大切なのはバランスです。ところが日本人の現在の食生活を見ると、外食やジャンクフードの多さからオメガ6系に偏っている傾向があります。将来の健康リスクを考えて、オメガ3系、9系を選んで摂取することをお勧めします。
ただし、オメガ3系は熱に弱いので、生で飲むか、サラダのドレッシングとして。逆にオメガ9系は熱に強いので、炒め物などにも使えます。
また、どんな良質な油でも時間の経過とともに酸化します。抗酸化ビタミンたっぷりの野菜や果物と一緒に食べたり、レモンで酸味をプラスするなどしてください。
サラリーマンのパワーup 食で不調を撃退する