サラリーマンのパワーup 食で不調を撃退する

花粉症の症状を和らげる3つのポイント

(C)日刊ゲンダイ

 食物繊維は1日15グラムの摂取が理想的。これはレタス3個分に相当する量で、食べ物からだけで達成するのは困難ですが、「これほど多く取らなくてはならない」と意識することが大事です。少しでも理想の量に近づけるよう、毎食、積極的に食物繊維が豊富な野菜、キノコ類などを取るように心掛けてください。

 さらに、トマトは生で取ると花粉症の症状を悪化させる可能性がありますが、加熱して食べると粘膜強化の食品になります。加えて、ニンニク、玉ねぎ、シソ、青魚、ターメリックなども効果が期待されている食材なので、トマトを使ったソース料理や鍋などがオススメです。簡単なメニューとして、トマトソースのパスタや、青魚のマリネにシソの葉トッピングなどはいかがでしょう?

 かつて花粉症だった私も、粘膜と腸の環境をサポートし、克服しています。年々、症状が改善できるよう、食事対策をして下さい。

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佐藤智春

佐藤智春

スタイリストとして活躍していた32歳の時、働き過ぎで体調を崩しダウン。「分子整合栄養医学」に出会い、人体と栄養の関係を学び、実践を重ねながら健康を取し、血液栄養診断士の資格を取得。現在はクライアントの血液データから栄養を厳密に把握し、食と医療、ライフスタイルを具体的に提案。著書に「卵を食べれば全部よくなる」「男は食事で出世させなさい」「身長を伸ばす7つの法則」など。