先月、俳優・渡辺謙さんの早期胃がん発見のニュースが話題になりました。私も医療のコーディネーターとして、多くの早期胃がんの発見に立ち会ってきた経験があります。
この仕事を始めた1995年に、胃がんはピロリ菌の感染と関係があることを学びました。血液検査でペプシノーゲン1&2を調べることでピロリ菌に感染しているかどうかがわかるため、常にそのチェックを相談者に勧めています。
栄養相談でいらした20代の女性は、胃の自覚症状は何もありませんでしたが、血液検査でピロリ抗体が見つかり、胃カメラを勧めたところ、早期の胃がんがわかりました。
血液は食による栄養状態をチェックするのと同時に、胃の状態も確認できます。忙しくて人間ドックをなかなか受けられないという人も、血液検査なら気軽に受けられるのではないでしょうか。血液からペプシノーゲンを調べる検査は保険適用ではありませんが、かかりつけ医にリクエストすれば受けられると思います。
サラリーマンのパワーup 食で不調を撃退する
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