Q 看護大学に通う娘を持つ父親です。娘は看護師という職業に強い尊敬の念をもっていて、この仕事に人生を懸けようと人一倍努力し、あえて難関の看護大学を受けて合格しました。私としては、娘の意気込みに喜んでいたのですが、実習が始まってから落ち込んでいるように見えて心配しています。どうやら、現場の先輩たちの士気が思いのほか低いことにガッカリしているようなのです。特に、娘が青臭くもナイチンゲールの話をしたりすると、鼻で笑って、「あなたは甘いのよ。看護師は肉体労働よ」と言われたようです。この病院が特別なのかもしれませんが、尊敬できる看護師に出会えないのは残念です。看護という職業自体、娘が描いていたような仕事とは違うのでしょうか。
A おそらく実習先の看護師たちは、いわゆる「燃え尽き症候群」状態にあったのでしょう。献身的な努力が何の結果ももたらさなかった時の徒労感が続くと、人はこのように意欲のない、不機嫌で、ひねくれたような状態に陥ってしまいます。
薬に頼らないこころの健康法Q&A