本当は危ない“正常値”を見逃すな

高過ぎも低過ぎも注意 コレステロールは“バランス”が重要

(C)日刊ゲンダイ

 脂質異常症かどうかは、「LDLコレステロール値」「HDLコレステロール値」「トリグリセライド値(中性脂肪値)」で見ます。それぞれの基準値は、順に140(㎎/dl)以上、40未満、150以上となります。

 近年重視されているのは「LH比」。「LDLコレステロール値÷HDLコレステロール値」で、2.5以上はコレステロールのバランスが悪く、将来的に脂質異常症が起こる可能性が高いと考えます。

 たとえば、LDLコレステロール値が120、HDLコレステロール値が40だとすると、LH比は3.0。つまり、LH比で基準値とされる値を超えています。

 しかし、LDLコレステロール値、HDLコレステロール値の数値を単独で見ると、どちらも基準値以内。ここで強調したいのは、コレステロールで大事なのはバランスであり、ひとつひとつの数値は問題なしでも、バランスの面から見ると問題がある点です。高すぎるLDLコレステロールに加え、低すぎるLDLコレステロールにも注意を払ってください。

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佐藤智春

スタイリストとして活躍していた32歳の時、働き過ぎで体調を崩しダウン。「分子整合栄養医学」に出会い、人体と栄養の関係を学び、実践を重ねながら健康を取し、血液栄養診断士の資格を取得。現在はクライアントの血液データから栄養を厳密に把握し、食と医療、ライフスタイルを具体的に提案。著書に「卵を食べれば全部よくなる」「男は食事で出世させなさい」「身長を伸ばす7つの法則」など。