夏バテ胃腸は秋口に立て直せ

ストレスを書き出せば薬はいらない

(C)日刊ゲンダイ

 これまで、夏はさまざまな精神的、肉体的ストレスから胃腸の調子が崩れやすいことをお話ししてきました。そして、夏場に起こった胃腸の不調は、秋にも大きく影響してきます。

 今回は、薬に頼ることなく、そうした胃腸トラブルを改善させる方法を紹介しましょう。

 夏場に受けたさまざまなストレスによって、下痢、腹痛、胃もたれ、おなかの張りなどに悩まされている人は少なくありません。胃カメラや大腸カメラ検査を受けても異常がないのに、胃腸などの調子を崩す状態を「心身症」と呼んでいます。

 そんな心身症に悩んでいる人に対し、「物事を何でも良い方に捉えればいいんだ。がんばれ!」などと励ましてしまう人がいます。

 しかし、これは逆効果です。世の中はやたらにポジティブ思考がもてはやされていますが、胃腸が疲れ切っている人は、いきなりポジティブにはなれません。

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江田証

1971年、栃木県生まれ。自治医科大学大学院医学研究科卒。日本消化器病学会奨励賞受賞。日本消化器内視鏡学会専門医。日本ヘリコバクター学会認定ピロリ菌感染認定医。ピロリ菌感染胃粘膜において、胃がん発生に重要な役割を果たしているCDX2遺伝子が発現していることを世界で初めて米国消化器病学会で発表した。著書多数。